最高到達点
「今まで食べていた生ハムは、生ハムじゃなかったのか…」初めてスペイン現地で生ハムを食べたとき、そんな衝撃を受けました。本物に出会い、感動し、価値観が変わった瞬間でした。
”美味しい”は、人々の人生をより豊かにしてくれる。その想いを胸に、食の新たな可能性を追い続けています。
新しい素材、新しい製法、新しい組み合わせ。それらすべてが美味しさの新たな領域を切り開くためのキーとなる。私たちはそう信じ、「最高到達点」を体現した逸品をお届けしていきます。
最高品質へのこだわり
ローマ時代から続く生ハムの歴史の中で、EUオーガニック認証を取得したハモンイベリコはBLACK TAGのBIOシリーズのみ。
スペインでは99%以上が分業制で生産を行っていますが、品質にこだわるあまり、餌の農園から、繁殖場、広大なコルク樫の森、屠畜場や熟成庫すべてにおいて自社一貫でつくり上げてきました。
しかし、最初から「純血統&100%オーガニック」を目指していたわけではありません。美味しい生ハムを4世代に渡って突き詰めた結果、意図せずオーガニック認証を取得できる環境となっていたのです。
オーガニックだから良いのではなく、良いものを目指したらオーガニックになっていた。自社一貫でこだわり抜いたからこそ到達した「世界初」です。
最高品質を実現した環境
クオリティの高い生ハムづくりに欠かせないのが環境です。BLACK TAGが生まれたのは、スペイン・D.O.ギフエロ。世界で4地域しかない、スペイン政府およびE.Uに原産地呼称を承認された最古の歴史を誇る地域です。
水捌けの良い土壌、広大で起伏の激しいコルク樫の森、風通し、昼夜の寒暖差、湿度の低さ。そのすべてがきめ細かいサシと濃厚なうまみの元となる赤身が詰まったイベリコ豚の飼育と熟成に適しています。
育成から出荷まで
純血統のイベリコ豚は成長が遅く、小柄で運動量も多いです。そのため、通常のイベリコ豚は10ヶ月で屠畜するところ、17ヶ月以上飼育し十分に育ってから屠畜しています。このようにじっくり飼育することで、うまみ成分(アミノ酸)の多い生ハムとなります。
また、日本でよく見かける生ハムはほとんどが豚肉を調味液に漬けるか、インジェクションと呼ばれる細かな針で液体を注入してつくられたもの。つまり調味料味の豚肉です。一方で、ハモンイベリコはイベリコ豚肉を海塩で塩漬けにし、乾燥させ、2年以上もの時間をかけて熟成させることで完成します。
13㎏ほどあったお肉は8㎏ほどまでに濃縮し、お肉のうまみ、豊かな香りを持った逸品に仕上がります。
世界初の生ハム
このようにすべてのプロセスで一切の妥協を許さず、ひたすらに最高を追い求めた結果生まれたのがBLACK TAGです。
イベリコ豚全体の約2%のみしか存在しない「純血統」イベリコ豚を使用し、EUオーガニック認証を取得した世界初の生ハム。歴史上まだ誰も味わったことのない、奇跡の逸品をぜひご堪能ください。